
大人気漫画『七つの大罪』の第19話についてネタバレ紹介!
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『七つの大罪』第19話のネタバレ
バンの胸に突き立てられた槍に寝そべったまま、誰かと聞かれた少年は、そんなことも忘れたのかとバンへ聞き返す。
微塵も思い出せないと言うバンに少年は確かにどうでもいいと答えながら、胸に刺さった槍を回転させる。
回転速度を上げた槍はやがてバンの胸に大穴を開けて突き抜けていく。
少年はそして、重要なのはキミが<強欲の罪(フォックス・シン)>のバンであることだと言うのだった。
勢いよく上空へ上がった槍の穂先に少年は立ち、「不死身のバン」ともう一つの通り名を呼ぶと、見る見るうちにバンの胸に穿たれていた大穴が閉じていき、完全にふさがる。
バンはその少年が何者であるか本気でわからないようで、自分を知っているかのような口ぶりに疑問を投げかける。
すると少年は本当に思い出せないのかと言うが、しかしさらにそれでも自分の罪は覚えているだろうと問う。
バンの犯した深い罪。自分の<強欲>を満たし、その永遠の命を得る代償として生命の泉の聖女を殺したと。
するとバンの顔色が変わり、近くにいた兄妹にこの場から避難するように言いうと、拳を握り締める。
答えを返さないバンに図星かとさらに問いかけ、槍でバンへ向けて降下する少年。
バンは今度は軽くかわすが、少年は不敵な笑みをたたえて地面へバンを叩きつける。
まんまと罠にはまってくれたと語りながら少年は槍で”飛び回る蜂”を繰り出す。
なお意味が分からないと笑いながら余裕で返すバンに、少年は死者の都で眠る彼女に、自分を殺した罪深き男が惨めに這いつくばり苦悶する姿を見せたいのだと言う。
そこでバンが右腕を上げると空間が闇に包まれ、少年は危険を感じる。
しかし後ろからメリオダスが現れ、コラという言葉と共にバンの後頭部をビールジョッキで叩いた。
メリオダスは仕事をさぼっているバンを呼びに来たのだ。
メリオダスが事情を尋ねると、バンは誰だかわからないこの少年に喧嘩を吹っ掛けられたのだと答える。
メリオダスと、メリオダスを追ってやってきたディアンヌがバンと戦っていた少年を見ると、二人とも同時にその少年を驚きと共にキングと呼ぶ。
少しの間を置いてバンは大きく目を見開き、驚いた様子であれのどこがキングなのかと叫ぶ。
だがメリオダスは平然とどこからどう見てもキングだと答え、若干やせた程度だと言う。
ディアンヌも何も疑わずキングだという少年に話しかけるが、少年は無視して槍と共に飛び去ってしまうのだった。
豚の帽子亭ではバンが料理に腕を振るい、集落で出会った兄妹に食事を振る舞っていた。
バンの作る料理は美味しいらしく、兄妹はお金がないと言うが、するとバンは真剣な表情で死者の都の場所を教えろと兄妹に言う。
メリオダスはキングが見つかったのだから死者の都へ行く必要はないと言うが、バンはあの少年がキングのわけがないと返し、本物だと言い張るメリオダスと譲らない。
すると兄妹の兄が、あんたたち「も」死者の都に行きたいのかと口を開いた。
「も」という言葉に引っかかった二人に、兄はさっきのキングを名乗る少年も死者の都にどうしても行きたいと、何度か聞いてきたと語るのだった。
『七つの大罪』第19話の感想
キングの謎は深まるばかりですね。
記憶や見る目の信頼性で言えばバンよりもメリオダスとディアンヌのほうが信じられるような気もしますが、容貌は明らかに過去の小太り中年とは違っています。
幻覚のような可能性も考えられますが、何かそうしたものとは違う、別の理由もありそうな気がしますね。
何にせよ<七つの大罪>特殊な力を持つ人間たちですし、メリオダス自身が今も幼い少年の姿ですから何かあるのかもしれません。
そしてバンとキングの因縁。生命の泉の聖女というのがバンの言う「エレ…」でしょうか。
キングを名乗る少年もそのことでバンを責めており、バンもそれを自らの深い罪と認めているようです。
バンの不死身の体とも関係しているようですが、これまでで初めてはっきりとしている<七つの大罪>同士の対立。
メリオダスやエリザベスとしては当然キングも仲間に引き入れたいはずですが、バンとの関係がどうにかならなければ、決着は難しそうですね。
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